2026.05.24 SAT

共同創設者「片岡 亮」について

共同創設者 片岡 亮

Work with Cancerの進捗

1ヶ月以上ご報告できていなかった法人の進捗については、「諸々準備中」です。これまで通り、がんと仕事に関するインタビューは継続しています。そこから見えてきた課題をもとに、事業の方針を考えたり、一緒に事業を進めていく理事やメンバーと仕事後に集まったり、ホームページや登記まわりなどの事務的な準備を進めたりしています。

本当はその過程も全部YouTubeで上げていこうと思っていたのですが、意外と難しくてやめました笑

なぜ私はこの写真でバナナを食べているのか

そして今日は、法人の進捗とは少し違うのですが、Work with Cancerをともに立ち上げている片岡亮について、少し紹介させてください。

彼とは前職の同期で、内定式からの友人です。そこから8年間、気づけばルーティンのように頻繁に会う関係になりました。

ただ、会うときにすることは、だいたい運動、勉強、サウナ。一緒に遊びに行ったり、飲みに行ったりすることはほとんどありません。

なぜなら、話が合わないからです。

彼には、強い思いと、自分なりの哲学があります。

私はもともと、結果にはそれを引き起こす原因があって、良い結果はその人自身の努力や選択によるものだし、逆もまた然り、という考え方が強い人間でした。いわゆる、自助の考え方がかなり強かったのだと思います。

でも彼は、一貫してその逆でした。

私から見て、彼は何でもできます。ゴルフもうまいし、マッチョだし、語学も得意だし、表現力も高いし、数字も強いし、ギターも弾ける。でも彼は、それらを「自分の力で得たもの」とは考えていません。

環境があり、周りの人がいて、たまたま受け取ってきたもの。だから、自分が持っているものは、誰かのために使いたいし、使うべきである。これが、彼の根本にある思想です。

正直、私はずっとその考え方に共感できませんでした。今も、完全に共感できているわけではありません。なぜなら、彼自身も努力していることを知っているし、努力に報酬がつく社会でないと成長は生まれないとも思うからです。多くの人が、たぶんこちら側の考え方に近いのではないかと思います。

だから、話しているとだいたい意見が食い違います。

それでも、私ががんになってから、私自身の考え方も少しずつ変わってきました。自分の努力や選択だけでは、どうにもならないことがある。そして、誰かの存在や、誰かの何気ない支えによって、なんとか立っていられる瞬間がある。

そんなことを、恥ずかしながら30歳を前にして、ようやく少しずつ理解できるようになりました。

私ががんになってから、気づいたら彼はずっと隣にいました。「お節介かもしれないけど、できることはさせてくれ」と言って、ずっとそばにいてくれました。

よく考えると、彼はこれを、いろんな場所で、いろんな人にやっています。震災があると、必ずボランティアに行く。しかも、住み込みで行く。貧困家庭の支援にも、継続的に関わっている。困っている人がいたら、自然と足が動いている。

そういう彼の行動を見続ける中で、彼が言っていることはきれいごとではないのだと、自分の中ではっきり分かるようになりました。

「優しい」みたいな大雑把な言葉はあまり好きではありません。それでも、心の底から思うのは、彼は本当に優しい人だということです。

彼は昨年、一度会社を辞め、イギリスの大学院で非営利セクターの研究をしていました。自分の考えをもっと深めるために。そして、それをどうすれば社会に反映できるのかを考えるために。(たぶん)

そんなイギリスでの彼に、私は会いに行きました。そこで私が見たのは、確信に満ちた彼というより、彼の中にも迷いがあるということでした。

いろいろな葛藤がある。迷いもある。それでも、自分はこう思う、と決めている。

私が好きな言葉に、「迷いの中に倫理がある」という言葉があります。

私も、がんになってから、いろいろな迷いの中で選択をしてきました。治療の選択。子どもを持つこと。今の会社への転職。社団法人の立ち上げ。どれも、迷いましたし、それが正解かなんてわかりません。それでも、その中で自分なりの倫理を持ち、選択してきました。

彼もきっと、いろいろ迷いながら、自分の中の倫理を少しずつ明確にしてきたのだと思います。そして今、お互いの倫理が重なり、一緒にWork with Cancerを立ち上げています。

自分が受け取ってきたものを、自分だけのものにしない。困っている誰かの横に、自然に立つ。そういう彼の生き方に、私は憧れていました。がんになってからですが。

そして、それを彼と一緒に少しずつ形にしていくことを、今、楽しんでいます。

そんなマイメンの、今日は誕生日なので、熱く語ってしまいました。本日も一緒に片岡家で作業をする際に、誕プレにはバナナを持って行きましたが、まさかのバナナ嫌いと今日知りました。見た目でバナナ好きと決めつけていました。だからこの写真で私はバナナを食べています。

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